ゴミが溜まるパリ

投稿日時 : 2023/03/13 17:30

「年金制度改革。ゴミ収集のストライキ:パリでは5400トンのゴミが未収集」
Libération紙のウェブサイトより。

パリ五輪まで500日をきったが、パリではこの一週間近く、ゴミが溜まり続けている。

これは、年金制度改革反対の一環で、ゴミ収集の従業者や運転手が無期限のストライキをしていたり、パリ近郊のゴミ処理場のいくつかもストライキをしている労働組合員によって封鎖されているためだ。

今のところ、水曜日までは続くとされているが、さらに続くかどうか。そしていくつかの他の自治体でも同じようにゴミ収集業者のストライキで影響が出ている。

ゴミ収集業者は、その仕事の性質から、これまでは57歳が年金の受給開始年齢だったが、年金制度改革によって、他の職業と同じく、二年延長され、59歳となる。これに反対しているかたちだ。59歳でも、日本から見ても、フランスでも見方によっては、かなり早くに年金がもらえると思われるが、労働組合などによると、ゴミ収集で働く人たちの平均寿命は他の職業の平均よりも7-12年短く、当然だという。

今週から来週にかけて、いよいよ年金制度改革問題も大詰めになる。