ノエルはまだ遠い

投稿日時 : 2020/10/12 18:00

「警戒態勢:Covid-19の危機管理に関する国民の不信に対し、エマニュエル・マクロンとジャン・カステックスはメディアへの露出を増やそうとする」
本日付、20 Minutes紙の表紙。

フランスのCovid-19感染は治まる気配がなく、明日からはトゥールーズやモンペリエも「最大限の警戒」になり、バーなどが営業停止となる。こうした地域毎の限定した措置以外はいまのところ有効な対策がないようだ。

ジャン・カステックス首相は、今朝、国営ニュース専門ラジオ局の生インタビューでなんらかの発表をすることになっている。(この記事の執筆時もまだインタビュー中)。マクロン大統領も、今週中には何らかのかたちでテレビ演説や発表などを行うとされている。

国民の経済的な状況も悪化しており、今日はさまざまな業種のデモなどが行われるなど、たまり続けている国民の不満もところどころで漏れ始めている。クリスマスの前はよく社会不満が爆発する時期であるが、政府もそうなる前に、対応することが求められているという。

ジャン・カステックス首相も、任命されてから100日。当初は、Covid-19の対応・対策の手腕を買われての任命だったが、この100日でのフランスでの、特にCovid-19の状況への対応は難しく、支持率もかんばしくない。月末まで、感染状況もそうだが、政府が何をできるか、しようとするのか。首相はとりあえずは、国民がおそらくは最も嫌うであろう再度のフランス全土でのコンフィヌモン(ロックダウン:自宅隔離)は最大限さけるといっているが、そこに至らない有効な対策がうてるかどうか。