環境問題は世界の問題

投稿日時 : 2021/11/05 17:30

「COP26:ボリス・ジョンソンは、プレイベート・ジェットで急いで会場を出て、有名な気候懐疑主義者(climatosceptique)とディナー」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

相変わらず日本では、世界的な気候変動問題も、日本を軸に語られることが多く、「日米中が賛同しないまま、脱炭素化に」というニュアンスだが、世界的には、フランスの経済紙が書いているように、「歩みは遅くとも、脱炭素への道は進んでいる」というのが世界の流れだろう。一部の専門家は、2050年とされている目標も、このままでいけばさらに40年以上先になると予測している。

そこで、昨日からフランスのメディアが取り上げているのが、首脳陣などが使うプライベートジェットで、特に、イギリスのメディアが取り上げたボリス・ジョンソンだ。これは、ツイッターで、「気候変動には真剣に取り組もう。将来の世代のために我々の地球を守ろう」と投稿した直後の11月3日、開催地のグラスゴーからプライベートジェットに乗って、ロンドンに戻り、さらには気候変動に懐疑的な思想で有名な人物もいた集まりに参加したという。

フランスでのCOP26の報道は、メインの会議内容などはもちろん、各代表などの発言はもちろん、各国の対応、そして会場周辺などにいる若者を中心としたデモ活動も随時取り上げている。それに加えて、各メディアが独自のテーマで環境問題を取り上げていたりする。

政治問題もそうだが、環境問題もメディアがしっかりと取り上げている国では、当然国民もそうした問題に敏感になるのは当然だろう。