フランスの改憲は、気候から

投稿日時 : 2021/03/11 18:00

「気候:国会では憲法改正の道を開く法律が承認される」
Le Figaro紙のサイトより。

昨晩、フランスの国会で可決されたのは、マクロン大統領も推している憲法改正で、気候問題を第一条にいれるというものだ。

憲法の第一条、つまり、フランスをフランスたらしめる定義のなかに「気候を守り、気候変動を防ぐ努力をする」のがフランスだとするものだ。

今後、上院でも審議され、その後、国民投票にかけられて、憲法改正となるかが決まる。

これも一見すると「意識が高い」フランスの話題であるかにも見える。ただ、そもそもこれは来年の大統領選挙で再選を狙うマクロン大統領の戦略であるとか、昨年創設された市民による気候問題に関するコンベンションの提言についてはほとんど政府も大統領もとりいれていないといった批判もある。