静かな年末の後は?

投稿日時 : 2020/12/14 18:00

「文化の次に、レストランとスポーツジムも再開の延期を危惧」
L’Express誌のサイトより。

明日からコンフィヌモンが一応終わり、外出制限になるフランス。映画館や劇場、美術館などの文化施設が再開をみおくられ、とうぜん業界関係者などは反発などを強めている。

さらに、政府のこの決定に戦々恐々としているのが、1月20日に再開予定とされているレストランなどの外食産業だ。フランスのCovid-19感染者数は減少傾向は確認されず、年末(フランスは年始は特に特別な時期ではない)にかけてのフェット(お祭り、パーティー、集まり)期間の後、さらに感染拡大するという可能性はだれもがあると感じているようで、1月に入っても感染者数が改善されなければ、政府はさらに外食産業などの営業再開もまた延期する可能性があるとされている。

1月にはフランスでもウイルス接種が始まるだろうが、それでも根本的な状況の改善は不透明。様々な業種、集団で不満がたまりつつあり、2021年は2020年ほど「最悪」ではないであろうが、この反動がどうなるか。

フランス的なストライキとデモの観点からみると、医療従事者、教育従事者、文化関係者、外食産業、観光産業、学生などなど、さまざまな集団が立ちあがる可能性は充分にあり、これらが何かのきっかけでまとまれば大きな社会運動になることは間違いない。

本日もパリで、外食産業関係者がデモを行う予定だ。