フランスは、旅行支援よりも、生活支援。

投稿日時 : 2023/03/15 17:30

「対インフレの四半期:この水曜日からスーパーで始まるキャンペーンのすべてがわかる」
地方紙La Dépêche du Midiのウェブサイトより。

日本でもものの値段が上がるニュースは頻繁に取り上げられているが、わりと日常の話題程度でとどまっている感じだ。フランスは、昨年末くらいから、はっきりと「インフレ」という言葉が使われ、個々の商品の値上げではなく、中長期的に各家庭や企業にどのような影響が出るかという大きな視野をふまえて報道されている。

そしてフランス政府も、経済大臣などを筆頭に、高騰するガソリン補助などを提案してきており、年明けからは、一般国民に対して、インフレ対策として準備してきたのが、今日から3ヶ月間という期間で始まるキャンペーン「Trimestre anti-inflation:対インフレーションの四半期」だ。これは大手スーパーが、様々な商品をできる限りの最低核で提供するというもので、独自のラベルが貼られるという。

ただ、最大手の一つのチェーン店は参加していなかったり、すでに各チェーンでは独自のプロモーションなどを行っていたり、「最安値」と政府のお墨付きがあっても、わかりにくいという声もある。