山積するパリのゴミ。

投稿日時 : 2023/03/16 17:45

「パリのゴミ収集スト:イダルゴ・パリ市長が拒否する出動要請をパリ警視庁が発動」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

すでに10日続く、パリなどの都市でのゴミ収集のストライキ。パリの路上にはゴミが溜まり続け、メディアでもここ数日はその「恥ずべき」光景を中継して、「現場からの生中継」を様々な場所、様々なシチュエーションで紹介している。

高級住宅街や、おしゃれカフェのそば、エッフェル塔や凱旋門が見える場所、さらには大統領府など。ゴミの量も、メディアによって、まちまちだったりするが、他に報道するものがないのかというくらいに取り上げられている。

パリ市のイダルゴ市長は、この状況について、ゴミ収集業者のストライキをする権利を尊重するとし、政府が年金制度改革法案を取り下げれば解決すると発言、パリ市としてはゴミ収集を強制する気はないとした。これに対し、政府は、内務大臣の令で、パリ警視庁がパリ市に対し、公衆衛生の保全のため、国がゴミ収集に出動要請をするとした。

ただし、すでに7600トンのゴミが路上に放置されているが、実際には、どのくらいのゴミ収集車が、この国からの強制的な要請に応え、ゴミ収集が行われるかは不明だ。そもそも国の法案に反対してのストライキで、さらに国からの要請があっても、ということだ。

しかも、今日、国会では年金制度改革法案の重要な日で、政府としては、無理矢理法案を通すのではなく、議論を尽くしたというかたちをとって法案をとおしたいところだが、国会内の反対勢力、そして国会の外では、労働組合などが今後どのような動きになるか注目される。

世論調査では、いまだに国民の6-7割は反対派を支持しているというが、7-8割はこの法案は通ると、もう諦めているという報道もある。