フランス人とアルコール

投稿日時 : 2019/03/26 17:56

20 Minutes紙のサイトより。「アルコール:フランス人の4人に1人がいまだに呑みすぎ(そしてそれをいまだにわかっていない)」

フランスでも数年前から、若者のアルコール離れ、フランス人のワインの摂取量の減少などが話題になっているが、本日、フランスの厚生省が発表したところによると、2017年に行った統計では18-75歳の約1/4、1000万人以上のフランス人が健康を害する量のアルコールを摂取しているという。

本日から、テレビやYoutubeでも注意喚起するキャンペーン動画を公開している。(alcool info serviceと検索)

アルコールは一杯目から健康を害する危険があり、
一日最大で二杯、しかも、毎日の飲酒はさけて、一週間では計10杯、
というわかりやすいメッセージを送っている。

またこの調査によると、飲みすぎているのは男性が女性の二倍以上の数で、飲みすぎている人全体の1/3の収入は比較的低い(月収1200ユーロ以下:手取り最低賃金相当(smic)という。

しかし、この結果を分析する専門家によると、この調査は自己申告の聞き取りなので、少なめに申告している人、記憶(1週間の間にどのくらい飲んだかと質問)では少なめに記憶していることがあると注意している。

それでもアルコールの取り過ぎ、アルコール自体が健康に害を与えるのはまちがいなく、タバコのように国が主導して、税金を上げたり、禁煙キャンペーンを組むなど、地道な行為の継続が、将来のフランス人の健康(医療費の削減)につながるとしている。