彼女の名は…。

投稿日時 : 2019/03/27 17:30

ELLE.FRより。「ブリジット・マクロン(大統領夫人)は、大統領主催の晩餐会で、ヘレーヌ・ロールとアラン・ドロンと並んだ」

フランスを公式訪問中の中国の習近平国家主席を招いた、25日のエリゼ宮での晩餐会には、各界からの著名人が呼ばれた。200名近くの招待者のうち、アラン・ドロンなどはまだわかるが、フランスのメディアも注目したのは、上の写真のエレーヌ・ロール。

彼女は、1990年代に爆発的な人気だったドラマ「Hélène et les garçons」のヒロイン。

最近、中国ではすごい人気で、フランス語を学ぶ中国人は、このドラマ、というかシットコムのヒロイン自身が歌った「Je m’appelle Hélène」を歌いながらフランス語を学ぶという。中国でのコンサートももちろん即完売。動画サイトなどでは、この歌を歌う中国人が動画をアップしている。

この「Hélène et les garçons」は、フランス版「フレンズ」といってよいかもしれないが、かなり、フランス色が強い。内容は、フランスの大学生の恋愛もので、舞台も大学の学食とかだ。

このシットコムは、80年代半ばから民放TF1で平日の夕方に放映していた「Club Dorothée」の一部のようにして放映されていた(この枠に、日本のアニメも放映されることもあった)あえて無理矢理の比較をすれば、同時期の日本でやっていた「おニャン子クラブ」の番組と同じくらいに若者に人気で、Hélène世代も存在する。マクロン大統領は当時は中学生、もちろんその世代だろう。

90年代以降、続きのシリーズなどをはさみながら、エレーヌは歌手活動は続けているようだが、「コメンテーター」や「食レポ」などのタレント業などという枠は特にないフランスでは、メディアに登場することはあまりなかった。そこで、この晩餐会への出席は余計に目立ったようだ。

「Hélène et les garçons」は、ほとんどのエピソードが動画サイトなどで見られるようです。