交通事故とプラゴミ

投稿日時 : 2020/05/15 17:30

「交通安全:死者数103、4月は歴史的な数の少なさ」
Le Parisien紙のサイトより。

完全に国民総強制ヒキコモリだった4月、2020年4月の交通事故の死者数は前年を大きく下回ったという。これは当然の数字で、人が外にでていないし、バカンスもなかった。(本日からフランス鉄道、SNCFは夏のバカンスの予約を始めた)

ただし、問題はこの死者数の中身で、がらがらの高速や国道で、どんな理由があったかは分からないが、通常よりも大幅に速度を超過して運転したり、誰もいないからと不注意だったりと、まさに走行する車が少ないゆえの事故が多かったという。

また別の話だが、これまでのフランスでは、環境問題への意識の高まりからプラスチック製品への規制や反発が強かったが、Covid-19危機で、それよりも健康への不安がまさるかたちで、使い捨てで化学繊維が使われるマスクや、ラスチック容器に入ったアルコールジェル、そしてレジなどで飛沫を防ぐビニールやプラスチック板(プレキシガラス。フランス語はplexiglass:プレクシグラス)などが売れている。

「Covid-19によって激変するプラスチック経済」
オンラインマガジンSlate.frのサイトより。

デコンフィヌモン(隔離解除)が始まって、都市部では自転車が多く見られるというだけではなく、気が緩んでいる運転者は車で大事故を起こしたり、またプラゴミが多くでているという現実もあるということだ。