日本1.7兆：フランス 16兆

投稿日時 : 2020/05/14 18:00

本日、5月14日、フランスでは、観光についての関係各省の会合が開かれる。
日本と同様に、今回の危機で最も影響が大きい産業の一つが観光産業（外食産業も）で、当然国からの支援が期待されている。

今日の会合は観光産業という大きな枠組みでの話で、国は1300万ユーロ（約16兆円）の予算を準備するという。これは全体の額であるが、日本政府の「GO TOキャンペーン」という、すでに使い道も使い方も決まっていて、さらに1.7兆円の予算とは、文字通り桁が違う。

もちろん、フランスのこの数字は現在伝えられている概算で、内容などはこれからだ。それでも、これは、観光産業への補償や補填という意味合いではなく、「投資」的なもので、使い道への基準として、「環境に配慮した」事業であることなどが盛り込まれる、21世紀の、さらには、COVID以降の新たな観光への投資だという。

また、現在、いつから、どのように再開かが全く決まっていない飲食産業についてもなんらかの指針が示されるとされている。これに関しては、レストランなどでは「ソーシャルディスタンス」は4平方メートルという基準があるのではという憶測が流れている。フランスの9割のレストランは個人経営で、このまま閉店状態が続くと25％のレストランは再開することが出来ないとの予測もされている。