投票するのは当然のこと。

投稿日時 : 2022/06/10 17:30

「議会選挙:不投票派が何を考えているか」
L’Opinion紙のウェブサイトより。

あと二日に迫ったフランスの議会議員選挙の第一回目の投票。最新の世論調査では、日曜日に投票に行くといっているフランス国民は、全体の46%しかいないという。

日本では投票の際は、「投票率」を気にするが、フランスでは、「棄権・不投票率(abstention)」をカウントする。

今回の議会選挙では、歴史的な棄権になるという予想が出始めた。日本でも「投票率の低さ」がよく語られているが、フランスでも最近は「棄権率の高さ」が語られ、政治への関心の薄さというか、政治への嫌気が大きくなっている。

そうした中で、左派連合は与党勢力に勝てるかもと息巻いており、与党勢力は巻き返しに躍起になっている感じだが、国民は(またも)そっぽを向いている感じだ。1993年から、議会選挙の棄権率は上がり続けている。1993年の投票率は69%近くあり、最高は1978年の83.25%だった。

議会選挙は、投票結果もさながら、投票率がどのくらいになるかも問題で、マクロン大統領は政治に背を向ける国民に対しても行動で示さないといけないかもしれない。