フランスは文化支援に(追加で)20億ユーロ

投稿日時 : 2020/08/27 18:00

「映画館ではマスク、20億の支援:文化に対して新しい支援と新しいルール」
地方紙L’Unionのサイトより。

昨日、水曜日、ジャン・カステックス首相は文化支援のために、さらに20億ユーロを拠出すると発表した。これはすでに夏の初めに発表されていた35億ユーロに追加される支援だ。9月は学校や政治だけが新年度だけではなく、文化でも劇場などは新年度で、新しいシーズンのプログラムが始まり、政府はまさにこのタイミイングで、文化への支援を表明したことになる。

ただし。詳細は発表されておらず、この予算がどう割り振られるのかはわからない。劇場(演劇)、美術館、映画館、コンサート会場、史跡など。「文化」の幅は広い。そして、フランスには自らが誇る文化がたくさんあるだけではなく、文化は一つの大きな産業でもあり、フランス政府はこれをないがしろにはできない。

映画館や劇場ではマスクの着用は義務となったが、レッドゾーン(感染率などで判定)以外の場所では、ソーシャルディスタンスは考慮しないという。また最大収容人数も5000人というルールも10月末まではとりあえず適応となっている。

ちなみに今回追加された20億ユーロは、来週発表予定の全体的な経済復興支援の1000億ユーロのうちというが、これが多いのか少ないのか。もちろん、詳細がわからないとか、考慮されていない分野があるとかいった批判はあるが、とりあえずは具体的に対応策が示されたことは評価されているようだ。