パリ市民は年間1人1600ユーロの損失

投稿日時 : 2020/10/21 18:00

「環境:ヨーロッパで、大気汚染は、年間1660億ユーロかかっている」
20 Minutes紙のサイトより。

本日、水曜日のフランスのメディアはもちろん引き続き、先週金曜日の中学校教師殺害のテロ事件の話題とCovid-19関連の話題が多いが、もう一つ別に取り上げられているのが、昨日発表された報告だ。

これはヨーロッパの大気汚染状況に関する報告だ。ヨーロッパ全体では、大気汚染による直接的な医療費の増加と、間接的な寿命の減少による経済効果の減少を計算すると、年間に1660億ユーロの損失だという。ヨーロッパの都市別にみると、ロンドンがトップで、年間114億ユーロで、ブカレストとベルリンが続く。そしてパリは第七位だという。

フランス国内ではもちろんパリがトップで、パリ市民一人あたりだと1600ユーロが毎年大気汚染のせいで損をしているという。また、この報告では、大気汚染が原因で、毎年、48000人のフランス人が早くに亡くなってしまっているという。

また別の調査では、ヨーロッパでは8人に1人の死亡原因が大気汚染だという報告もある。