結果発表〜。

投稿日時 : 2019/04/08 18:00

FranceInfoのサイトトップ。「ライブ:グラン・パレに集まった政府が、「ジレ・ジョーヌ」の危機に対して行った「国民大討論会」の結果を発表する。」

本日、4月8日(月)は、朝から、フランス政府が、Grand Palaisで、Grand Débatの総まとめ(restitution)を行っている。

分析を担当した組織からのプレゼンが続き、フィリップ首相が20分のスピーチをする予定で、総括をする。ラジオなどでは、朝からこのニュースだが、すでに、統計方法、そのプレゼンの仕方、Grand Palaisという場所の選択にまで、批判もふくめたさまざまな意見がでている。

統計について言えば、特設ウェブサイトで2百万近くの投稿があったが、その投稿をしたのは、主に都市部に住む比較的生活が豊かな人たちで、一方、市役所に置かれた陳情書(Cahier de doléances)に書いたのは、地方在住の年金生活者というプロフィールだったという。さらに、通常の意識調査など、フランス国民のサンプルが採れるように配慮した調査では、あらゆる年齢層、社会階層などに配慮するが、それがなく、ジレ・ジョーヌの典型的プロフィールの地方在住の中・低所得層の意見が反映されていないという指摘もある。Grand Palaisという場所も、シャンゼリゼに近く、ファッションショーの会場にもなるなど、あまりイメージがよくないという意見も政府内にもあったという。

それでも、Grand Débatの分析者たちは、分析の透明性・独立性を訴え、元となるデータも公開して、他の組織でも分析できるとしている。

この後は、議会でも議論があり、マクロン大統領は今月中に具体的な提案をする予定となっているが、討論好きのフランス人、まだまだ続きそうだ。