数週間で真っ赤になってしまったフランスの地図

投稿日時 : 2021/08/12 17:30

「マップ。Covid-19:感染症が爆発している地域」
週刊誌L’Expressのウェブサイトより。

昨日、バカンス返上で緊急会議を招集したフランスのマクロン大統領。日本とはまた違うが、国内の感染爆発を踏まえて、新たな方針を打ち出した。

ポイントは:
・新学期が始まる9月半ばから、ワクチン接種のキャンペーンを再度強化し、8月末から9月はじめから最優先の人たちのワクチン接種予約を始める。

・中学校と高校でもワクチン接種を始める方針とした。(詳細はまだ公表されていないが、若年層へのワクチン接種を始めることで、集団免疫をいち早く得るというヴィジョンははっきりしているように見える)

・これまでは無料だったPCR検査や抗原検査は、処方箋がない場合は有料となる(10月中旬から)。これもワクチン接種を進めるための施策だ。

・感染拡大がとまらない地域では、衛生パスの提示義務を大規模ショッピングセンターなどに適用させる。

日本はいまだに感染者数が最初に使われる数字だが、フランスでは人口10万人あたりの陽性者数が基準の数値で、これによると、6月末はグリーン一色だったフランスが今では真っ赤、そして真っ赤以上の紫や黒のところもでてきている。