フランス2049

投稿日時 : 2020/02/12 18:00

「スキーはフランスからなくなるのか?」
L’Obs誌のサイトより。


日本でも今年は暖冬でスキー場のオープンが遅れたという話題があったが、フランスでもこの冬は(また)異常気象。

週刊誌l’Obsでは、「2049年の暮らし」という特集を組み、その中で、2049年のフランスでスキーはできるかを調べた。

科学者たちの予測は明白で、2049年のアルプスは全く今とは異なる風景になっているという。小さな氷河はなくなり、森林が進出、積雪はどんどん不確定な現象になってくるという。21世紀初頭にくらべ、2049年頃には、低地でも降雪は25%の減少、そしてアルプス山脈の氷河は3-4割がなくなってしまうと言う。
30年後もスキーはできるだろうが、大部分が人工雪になるとのことで、すでに2020年ですら、フランスのスキー場の45%は人工雪になる可能性があるとしている。

すでに環境意識が高いフランス人、そもそも2049年までにフランス人の環境意識がどのように変化しているかも興味深い。スキーだけではなく、自然の中で楽しむスポーツやレジャー自体が、環境に良くないとなっているのか(すでにフランス人が好んでいたバーベキューも次第に環境に良くない(肉の消費、火を使うことによるCO2など)とされている)、あるいは、環境に良い形のスキーやレジャーが考えられているのか。