そんたくなしのフランス

投稿日時 : 2020/02/13 18:00

「コロナウィルス:中国では、死者1355、地方政治家たちが排除される」
地方紙 La Dépêche du Midiのサイトより。


連日続くコロナウィルス(国連機関が名前をつけたが日本でもフランスでもこの名称が一般的)の話題だが、それぞれの国内問題以外でやはり大きく違うのが、中国国内の話題の扱いだ。

フランスのメディアでの報道を見た後で日本のメディア(新聞、テレビはもちろん、ネットニュースやSNSをふくめても)をみると、明らかに中国政府を批判するような話題、都合が悪そうな話題はほとんどない。中国に対してのそんたくなのか、中国政府との関係を悪くしたくないであろう日本政府へのそんたくなのか、と思えてしまうほど、フランスのメディアでは当たり前に目にする中国国内のニュースは日本ではまったく見られない。

「中国:コロナウィルスを調査中の“市民ジャーナリスト”二名が行方不明」
BFM TVのサイトより。

本日の地方紙、La Dépêche du Midiは、AFPからの情報として、武漢がある湖北省の高官役人が職を解かれたことを伝えている。経済紙Les Echosなどでも同様の話題だ。また、ニュース専門チャンネルBFM.TVでは、コロナウィルスを取材していた「市民ジャーナリスト」二名が行方不明というニュースを伝ええている。

「コロナウィルス:中国政府は、感染病の重大さの真実を語っているのか?」
経済紙Les Echosのサイトより。