フランスにはサンタの秘書室がある。

投稿日時 : 2020/11/16 18:00

サンタさんの秘書室の風景

日本でもそろろろ郵便局が年賀状の配達などのためのアルバイトを募集始めるころだが、フランスでは、この季節は、サンタさんの秘書(secretariat du Père Noël」が活動を始める季節だ。

1962年からフランスの郵便局、ラ・ポストが設置したのが、「サンタさんの秘書室」。子どもたちがサンタさんに手紙を書くと、サンタさんから手書きの葉書が届くというもの。サンタさんへの手紙なので、もちろん切手はいらない。自分の名前と住所を書いておけば、サンタさんから返事がくるというもの。この秘書室はボルドーの西のリブルヌ(Libourne)に設置され、60名の妖精さん(Lutin:リュタン)がお仕事をする。

毎年、サンタさんへの手紙は120万通近くで、最近ではそのうちの一割弱はインターネットから。さらにフランスだけではなく、世界100カ国以上から送られてくると言う。そして、ある調査では、4歳から7歳の8割のフランス人の子どもがサンタさんにお手紙を書いているという。

大人のフランス人の6割は、Covid-19のワクチンの開発が終了しても、ワクチンは打たないというほど懐疑的だが、サンタさんは健在で、逆に子どもたちに心配されているほどらしい。

ラ・ポストが開設しているサンタ秘書室特設サイト。
https://pere-noel.laposte.fr/