お前もか。

投稿日時 : 2019/10/01 18:30

食べ物関係の話題を扱う仏語サイト「Club Sandwich」より。
「まもなく、“ヴァッシュキリ(笑う牛)”の(ほとんど)ヴィーガン版が現れ予定」

まだまだフランスのメディアを賑わしているジャック・シラク元大統領のこともつなげて言えば、ジャック・シラク元大統領は、毎年パリで開催されている農業祭に訪れ、農民や酪農家だけではなく、牛や豚とも熱く触れあっており、牛のお尻を叩く映像や、さまざまなフランスの地方のテリーヌやチーズなどを本当にすきなんだろうなと思えるように食す映像が流れている。

そこで、本日の話題は、チーズに関するもの。日本でもその「かわいい」ロゴマークと同様に人気で、輸入されているフランスの工場製チーズ、Vache qui rit(ヴァッシュキリ)が、近年のビオの流行、ヴィーガンの流行などに適応し、その代表的なチーズ製品シリーズに、植物性由来のプロテインから作るチーズを投入すると発表した。

上記の紹介記事では、「新しい代替ヴィーガンチーズ(les nouvelles alternatives fromagères véganes)」と表記。ヴィーガンとチーズとは矛盾するが、「dites “faux-mages”」通称、《フォー・マージュ》と書いている。これはフロマージュ(フランス語でチーズ)をもじって、フォー(フランス語で偽の)をつけた造語だ。

製造会社、Groupe Belは、ヴァッシュキリだけではなく、これまた日本でも普通に見られるようになったBoursinなども製造する大手の乳製品メーカーで、今回の方針は、現在の世界中の消費者(特にアメリカでのヴィーガン人気)の同行はもちろん、世界的な環境問題対策(乳製品の製造において、従来の牛由来のプロテインよりも、植物由来のプロテインの製造のほうが、CO2排出量が少ない)なども考慮したという。

そして10月16日には、緑をベースにした新しいロゴも発表するという。

さらに将来的(どのくらい先かはわからないが)には、完全にヴィーガンのチーズが、この乳製品メーカーの主要商品になるかもしれない。