SUV車は悪者に。

投稿日時 : 2024/02/05 17:30

「パリでSUVに関する投票:重い自動車の駐車への特別料金が承認」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

2月4日(日)パリで行われた投票は、いわゆるSUVと呼ばれる「重たくて、環境に悪く、かさばる」自動車をパリ市内に駐車する場合の料金を三倍にする法案への賛否をとうものだった。

パリ市が、市民の意見を聞くとして行った投票で、投票を呼びかけるポスターには、「パリ市内のSUVは、もっと多い方がいい?少ない方がいい?」と呼びかけて、投票を訴えた。

その結果、賛成(つまり駐車料金の値上げ)が54.55パーセントになった。この後、パリ市議会で5月に協議され、さらに実際に承認されて新料金体制が始まるまでには数ヶ月かかるとされる。そして、この条例は、本来は住民にある居住地区での駐車料金割引制度は原則としてありえないというが、この点なども、今後はっきしするだろう。

もちろん、エコロジー派などは歓迎しているが、逆に自動車ユーザーグループなどは、またも自動車が悪者にされるのは、おかしく、パリ市の政治の犠牲になっているなどとして声をあげている。

しかし、この投票だが、実際に投票したのはパリ市の有権者の5.7%だったという。