フランスの子どもたちとメディア

投稿日時 : 2023/08/16 17:30

「この水曜日、新年度補助金が家庭に支給される(ラ・レユニオンとマイヨット以外)」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

八月後半に入り、9月からの新年度に向けて、フランスで毎年話題になるのが、子どもたちの新年度の話題。パリの大学生の住環境や経済状況の話題なども9月に入れば、毎年のように現状が伝えられるが、その前に報じられるのが、小学生の新年度準備の話題で、文房具や通学カバンの値上がりなどが定番だ。

本日は、6歳から18歳までの子どもがいる約300万世帯、500万近い子どもに対して、支援金が配布される。子どもの年齢によって支給額は異なるが、2022年に比べて、インフレや物価高を考慮して、5.6%の上昇だという。もちろん、収入によって制限はあるが、子どもの年齢によって、日本円で4-6万円が支給されるという。

ところで、日本のメディアでは、大学生から奨学生まで、子どもたちの新年度や新学期の話題はほぼ地方のニュース程度にしか報じられなく、子どもたちの教育環境や、生活環境という大きな話題で取り上げられることはないが、この辺も、日本とフランスでの子どもたちとこ関わり方の違いがあるように見える。