大統領の夏休みはまだまだか。

投稿日時 : 2023/07/13 17:30

「内閣改造が進まず、マクロン大統領はさらに推測に新しい素材を投入」
Le Figaro紙のウェブサイトより。

フランス内務省やパリ警察は、本日13日と明日14日は厳戒態勢で、新たな暴動騒ぎが起こらないように臨む。マクロン大統領の動向も注目されており、テレビ局も、14日の大統領のインタビューがあるものとしていたが、水曜日、大統領府は正式に、大統領のテレビ演説などはないとした。

それでも「14日前後」には国民に語ると約束をしていたマクロン大統領。当初は、新年金制度の施行、その後の国の方針を発表して、100日後には国民に進捗の報告をするとしていた。

大統領は「いつ、どのようなかたち」でとは発言しておらず、様々なタイミングや状況を判断してということだが、ナンテールの事件とそれに続く暴動のあとの大統領や政府の対応は、あまり評価されていないようだ。

大統領、政府としては今日と明日をやり過ごし、国民とのコミュニケーションを確立し、それ以上に予定通りの政治日程を進めたいようだが、かなり難しくなっており、内閣の再編成もどこまでできるかわからないようだ。