パリは正念場の週末を迎える

投稿日時 : 2020/10/02 18:00

「コロナウィルス:“現在、病人の数は2週間毎に倍になっている”とオリヴィエ・ヴェラン保健大臣が警鐘をならす」
20 Minutes紙のサイトより。

フランスの保健大臣は毎週木曜日に会見を行っているが、昨日の会見では、パリなどのCovid-19の感染が拡がっており、今週末の状況次第では、月曜日からさらに厳しい制限を発動させるとした。

先週はすでに、一部の都市ではバーやレストランの営業時間を22時までとし、マルセイユなどでは、営業禁止となっている。これにパリなどが加わることになる。パリでは重要な三つの指標、市民全体の感染率、65歳以上の感染率、そして重症患者の病床占拠率が基準値を超えてきているという。この状況が週末で改善されなければ、パリでもバーやレストランが営業できなくなるという。パリの他には、リールやリヨン、トゥールーズ、グルノーブル、サンテティエンヌだが、一方で、改善されてきているのがボルドーやニース、そして対策をとったマルセイユだ。

こうした中、テレビでも最近よく出ている星付きレストランのシェフ、フィリップ・エチェベスト氏(日本でいうと、村田吉弘氏だろうか)の呼びかけで、外食産業ばかりがCovid-19の感染源であるかのような扱いは不当だとして、本日、フランス全国の料理人などに、喪章をつけて11:45に一斉に店の前に立って意思表明をすることになっている。