あと1週間

投稿日時 : 2023/02/28 17:30

「3月7日のストライキ:国鉄、パリ地下鉄、製油所…。この大動員の日がどうなるか?」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

ブラックデーと予告されている3月7日の全国デモ・ストライキ。年金制度改革法案については、今日からフランスの上院(Le Sénat)での審議が始まるが、あと一週間となったDデイも大枠が見えてきた。

鉄道系の労働組合は、すでに「無期限」のストライキにすると決めていた組合もあったが、他の組合でも先週末にかけて、組合員からの投票などで、方針を決め、多くの組合が「無期限」のストにすると決まってきた。パリの地下鉄公団、RATPでも、今回のストは「無期限」と労働組合連合で決まっている。

さらに、ゴミ収集の組合も「無期限」のストの方針。運送業の組合の多くも同様。教育現場の組合も、他の職種に同調して、7日は大規模なストライキにするとし、3月7日は、ほぼ学校は機能しないとされる。さらには、3月8日は国際女性デーでもあることから、この日も女性の権利、そしてフランスの年金制度改革で問題にされている女性の扱いについても政府案に抗議するためにデモやストがあるという。

製油所やエネルギー関連でもストライキはかなりの規模になるとされている。

国会本会議よりも、政府よりとされている上院での審議がどのように進むかにもよるが、フランスではいくつもある労働組合や若者の組合、さらにはそれぞれの業種や地方での組合もあり、それらの多くが3月7日に向けて準備をしており、どのようになるか、戦々恐々という状況、嵐の前の静けさといった状況だろうか。