オリンピック前の陰謀説

投稿日時 : 2024/06/04 17:40

「この週末、エッフェル塔の下で発見された5つの棺桶:現在わかっていること」
Libération紙のウェブサイトより。

オリンピックまで二ヶ月をきり、ヨーロッパ議員選挙も今週末になったフランスで、メディアで取り上げられるのが多くなってきているのが「外国の干渉(ingérence étrangère」について。

これは、ウクライナでの戦争が始まってから、一部は「陰謀論」かのように取り上げられているのが、ロシアからの干渉。前回のアメリカの大統領選挙でも話題にされていたように、フランスでも、フランスの国内に混乱を引き起こそうと、フランス国民やフランス政治家が敏感になるような事件をおこしているのが、クレムリンから指示を受けたとされるものだ。

もちろん、ロシア政府が直接関わっているという証拠や事実はわかっていないものの、事件を起こしたのはロシアに近い国の出身の外国人が多い。

この週末、エッフェル塔の下で発見されたのが、フランス国旗を付けられた5つの棺桶で、「ウクライナで戦死したフランス兵士」と書いてあったという。すでに三名の容疑者が拘束されており、ブルガリア人、ドイツ人、ウクライナ人だという。そのうちの1人は、先日パリのショア記念館で発見された赤い手形の事件にも関わっていたという。

どこまで明らかにされて、公表されるかはわからないが、テロではなくとも、フランス国内に不安を引き起こそうとする国外勢力があるようで、パリ五輪期間中はやはり警戒が必要だ。