フランス人の衛生感覚

投稿日時 : 2020/02/27 18:00

「トイレから下着まで…。フランス人の衛生についての驚くべき研究結果」
Le Parisien紙のサイトより。


ついにフランスでも新型コロナウィルス、COVID-19での死者がでたが、フランスのメディアではこのタイミングでたまたまフランス人の衛生についての調査結果が発表された。

その結果、フランス人の衛生はまったくなっていなく、特に男性ではかなりひどい結果だったという。ここで細かくは紹介しないが、例えば、食事の前に手を洗うというフランス人は、なんと26年前よりも10%も増え、じつに49%が洗わないと答えたという。さらに、トイレの後、3割のフランス人が手を洗っていなく、多くのメディアが飛びついた数字は、フランス人男性の2割が、パンツは週に二回しか変えていないという。

この調査は、ディオゲネス症候群(syndrome de Diogène:老年期隠遁症候群。症状としては日本で言うゴミ屋敷、引きこもりなど、自分の生活に無頓着になる精神疾患)の患者の家の掃除をする団体が依頼したものだ。しかし、この調査結果は、家にシャワーがないなどの経済的状況がある300万人近くのフランス人ではなく、家にシャワーもあり、家もゴミ屋敷ではない一般のフランス人での結果だ。もうフランス人男性とは握手はしないほうがよい、というメディアもあった。

新型コロナウィルスで騒がれているタイミングでのこの発表、フランス人には耳が痛い話題となった。