農業の次は教育

投稿日時 : 2024/01/31 17:30

「学校でのストライキ:2月1日に何が起こるか?」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

フランスの農業従事者(漁業は日本ほど盛んではなく、フランスで言う「農業」には、日本で言うところの農作物のほか、畜産業者も含まれる)の不満はいまだ収まる流れはないが、明日には、フランスの教育現場、とくに小学校の教職員が全国的なストライキを予告している。

農業同様、教育現場も長年、不満がたまっており、新しい内閣でも、教育大臣が、専任の大臣ではなく、若者担当、オリンピック担当と兼任となり、さらには不適切な発言もあるなどしたこともあり、このタイミングで、政府に圧力をかけようと、教育現場の組合がストライキをすることになったという。

フランスでは、夏のバカンスまでは、一般的にストライキやデモのシーズン。そして今年はパリ五輪の開催まで、さまざまな職種でストライキやデモがされるとされ、コロナ禍も過ぎ、新しい内閣もできたタイミングで、社会運動が活発になってきているようだ。

ちなみに、教職員の要求は、賃金の値上げと労働環境の改善で、政府が教育現場の現状に何も対応していないという。