フランスは夏フェスの準備

投稿日時 : 2021/02/16 18:00

「ロズリーヌ・バシュロ文化相がスタンディングコンサートの“実験”を発表」
地方紙Sud Ouestのサイトより。

フランスの文化担当大臣は15日(月)、パリとマルセイユで3月と4月に立ち席のコンサートの「実験」をすると発表した。

これはもちろん、現在Covid-19感染症対策として禁止され続けているコンサートの再開に向け、どのような危険があるか、科学的な実験をしようというものだ。大臣は、着席したコンサートについては楽観的で、対策は講じられているとするが、観客が自由に移動して、より「密」になる可能性がある立ち席のコンサートの開催には、実験が必要という。よほど感染状況が深刻でないかぎり、3月後半にはマルセイユで千人程度の規模の観客で実験するという。コンサートの前と後にPCR検査を行うといい、パリではさらに大きな場所で、5千人規模のテストをするという。

ちなみに、日本ではやっとワクチン接種が始まるが、フランスではすでに300万のワクチン接種がおわり、三月末までに800万を予定しているという。感染状況は緩やかに改善という分析もあるが、変異種の脅威もあり、油断できない状況は続いている。