まだまだ続きそう。

投稿日時 : 2023/04/05 17:30

「パリのゴミ:労働組合CGTは4月13日から新たなストライキを予告」
Libération紙のウェブサイトより。

日本でも大きく話題になったパリのゴミ収集・ゴミ処理のストライキ。先週には、3週間続いたストライキが終わると労働組合が発表したが、月曜の夜、労働組合CGTは、再度、4月13日から、無期限のストライキを行うと発表した。

前回のストライキで、パリ市では最大1万トン相当のゴミが路上に放置されたという報道もある。ストライキが始まる4月13日の翌日、4月14日はフランスの憲法評議会が、国会で受理された年金制度改革法案の承認について、憲法上問題なかったかの判断を発表することになっており、この発表次第でストライキを初めとする反対運動がさらに激化する可能性がある。

先日、この労働組合CGTのリーダー、総書記長が100年以上続く歴史で初めて、女性が選ばれたが、このソフィー・ビネ氏は、今後の労働組合の方針としては、はっきりと年金制度改革法案の撤回を求めており、国会本会議での審議は終わったものの、年金制度改革問題はこれからが本番のような雰囲気になってきている。

明日、4月6日も、年金制度改革反対の11回目の全国デモ・ストが行われる。日常生活にはそこまで大きな影響はないとされているが、反対運動は収まる気配はないようだ。