セーヌ川の水質問題。

投稿日時 : 2024/04/10 17:30

「非政府組織Surfrider Foundationによると、オリンピックまで100日で、セーヌ川の水質は“危険”」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

非政府組織が調査し発表したところによると、セーヌ川の水質は、オリンピックの水泳で使うには危険だといい、この発表をフランスのメディアは大きく取り上げている。

これは、昨年の9月から今年の3月まで、オリンピックの際に使われるというセーヌ川の水質を独自に調査したもので、通常の遊泳の基準値を大きく超えており、特に糞便に関するものが際立っていたという。

ただし、この発表に対して、パリ市や関係各所は、この団体の検査時には、セーヌ川の水はオリンピック時のようには浄化されていなかったといい、オリンピック時にはまったく問題ないとしている。

また、イダルゴ・パリ市長は、オリンピック前には自身がセーヌ川で泳ぐとしていて、自らセーヌ川の水質の安全をアピールするという。セーヌ川を舞台にする開会式についても、セキュリティの問題もあり、まったく情報がないが、セーヌ川周辺や試合会場周辺はかなりの警戒態勢になる具体的な動きが明らかになり始めており、住民からの不満なども上がり始めている。