休み無し。

投稿日時 : 2019/08/05 18:30

Sud Ouest紙のサイトより。「ボルドー:低賃金のDeliverooの配達員がデモ」

夏のバカンスの7月派(Juilletiste / juillettiste)と8月派(aoûtien)が交差するこの時期、8月3日(土)の夜、パリやニース、トゥールーズ、そして4日(日)はボルドーなどでデモを行ったのはオンラインのフード宅配サービス、Deliverooの配達員たち。

Deliverooはイギリスから始まり、ヨーロッパでは広まっているサービスで、日本のUber Eatsと同様のサービスだ。もともと宅配・出前という文化がなかったフランスでも、インターネットの普及でこうしたサービスも拡大しており、利用者だけではなく、それを支える働き手もしかり。

となると、働く人の権利などの問題も発生し、それは他の職種と同様。

今回のデモの発端は、運営会社が、短距離の料金を下げ、長距離の料金を上げたことによる。例えば、パリの場合、これまでは最低でも4.7ユーロの配送料(配達員の収入)があったが、これが、2.5ユーロなどになり、長距離も短距離にくらべると配達員には割が合わないという。

パリでは配達員からなる組合があり、時間給での最低賃金20ユーロを要求している。パリでは「道路は我々の工場、アスファルトの上の囚人は立ちあがる」という垂れ幕があったり、上記の写真のボルドーでは、「Uber化は、不安定化」というスローガンが掲げられていた。