フランスの消費者は意識高い系?

投稿日時 : 2019/02/05 19:00

現在のトップページでは、ソーセージの開発の他、開発が終わって販売予定の小麦粉、いわし缶、バターが紹介されている。

ビオや地産地消が流行っているフランスで、新しい「消費」の仕方がある。

La Marque du consommateur(消費者のブランド)という団体が始めた、「C’est qui le patron ?(誰が社長?[答えはもちろん、私=消費者])というサービスだ。

これは、消費者が、あらゆる商品(食料品)について、自分たちが意見を反映したものを提案し、それが製造され、それを購入するというもの。

例えば、現在、進行中のソーセージだと、原材料となる豚肉は、ヨーロッパなのか、スペインかドイツか、あるいはフランス産か選べる。さらにその豚の飼育方法(無農薬の餌を使うか、放し飼いかなど)、添加物はどうするか、さらには、飼育する人の報酬はどうするか、などを決める。サイトやアプリから登録者各自が投票し、それで決まった商品が開発、製造されて店頭にならぶ。

パリ市内での販売店舗もアプリ、サイトで見られる。

このような消費の形がどのくらい拡がるのか、現時点ではわからないが、新しい時代の消費のあり方を考えさせられる。