猛暑で心配

投稿日時 : 2019/06/25 18:30

Le Monde紙のサイトより。
「猛暑:中学の卒業試験の延期が引き起こす問題」

本来なら、暑くもなく、さらっとしていて日も長くなり、テラスなどで過ごすのが気持ちよい季節のはずだが、異常気象のフランスでは、先週から予想されていた猛暑が到来で、さらに影響が多くなっている。

24日(月)に教育省は、27日(木)と28日(金)に予定されていた、中学卒業資格試験(Diplôme national du brevet:国家資格。)を来週の1日(月)と2日(火)に延期すると発表した。

場所によっては40℃ちかい予想が出されたためで、生徒の健康のためという。

早速、各中学などにかかってきた抗議の電話には、7月はじめから予定していたバカンスをどうしてくれる、というものもあったというが、正式には学校は7月5日までだ。また9月にも追試がある。(session de septembre。これはバカロレアや、大学の試験も同じシステムで、本番が6月だが、9月に追試がある)

もちろん、もともと年度末に行われる試験で、試験官の手配や採点などのスケジュールも厳しく、結果発表日などは今のところずらさないで対応するとしている。

親などの反応もさまざまで、素直に延期を喜ぶ人もいれば、もう子どもじゃないんだから、それなりの暑さ対策をして予定通りにしてもらったほうが良かったという意見、さらには、そもそもフランスの学校のつくりが、暑さにも寒さにもうまく対応していないことを指摘する人もいる。