フランスの入試試験は自由記述で一科目4時間。

投稿日時 : 2023/06/14 17:30

「バカロレア哲学2023、ライブ:課題には幸福、正義、クロード・レヴィストロースの文章。」20 minutes紙のウェブサイトより。

本日、6月14日(水)は、フランスのバカロレアの哲学の試験が行われる。一連のバカロレアの試験の代名詞のような試験で、実際の試験はすでに始まっているが、長年、この哲学の試験が話題にされる。

4時間の間に、白紙の用紙にペンで書くというもので、ちなみに昨年の設問は:
・芸術は世界を変えることができるか?
・正しいことを決めるのは国家なのか?
・下記の文章を解説せよ【19世紀の哲学者の文章】
これから一つ選ぶことになっていた。

ここ数年はコロナ禍などで予定どおりにはいかなかったが、今年は当初の予定通り、いつも通りに8時から12時で行われる。
受験生は、約72万人で、最年少は12歳、最高年齢は76歳だという。

昨年からバカロレアの試験のシステムが変更されており、一部の試験は3月から始まっていて、今日の試験は受けなくてもすでにバカロレアを取得するポイントに達している生徒もいるという。これは2019年から、バカロレアのポイントは4割が年度中に行われる中間試験で決めれており、さらに、3月には自分が選んだ二つの専門科目の試験もあるので、哲学の比率は以前よりも多くはないという。

ちなみに、合格率(とはいえ、減点方式で、基本的に半分以上のポイントがあれば合格と判断され、合格数が制限されているわけではない)は9割以上だという。

さらに、カンニングなどの不正行為が発覚した場合は、最悪で5年間バカロレアの受験が禁止されたり、大学への入学が禁止されるほか、替え玉受験の場合、10年の禁固刑と100万ユーロの罰金が科されることもあるという。

そして今年の設問の二つは:
幸福とは理性の範疇であるか? Le bonheur est-il affaire de raison ?
平和を望むことは、正義を望むことであるのか? Vouloir la paix, est-ce vouloir la justice ?

これを4時間で筆記で論じるのがフランスの17歳だ。