フランスでも神隠し?

投稿日時 : 2023/07/25 17:30

「事件。エミールの失踪:二週間経って、捜査でわかっていること」
Libération紙のウェブサイトより。

事件が起こったのは7月8日。おじいちゃんとおばあちゃんの遊びに来ていた2歳半の男の子が消えた。

フランスでは、未成年がいなくなると、あらゆるメディアで「行方不明アラート」が発動され、子どもの写真や情報が、日本で言うと地震速報のように、メディアで大きく報じられる。子どもが見つかれば、公開されていた写真などは全て削除されるが、子どもの発見には最初の数時間が重要で、フランスでは定期的にこのアラートを目にする。よくあるのは、離婚した片方の親が、勝手に子どもを連れ出して、国外などへ連れて行くケースだが、このアラートのおかげもあって、すぐに情報が寄せられて、かなり早い時間で子どもが見つかる。

ところが。

フランスの田舎、日中、2歳半の男の子だというのに、最初からまったく手がかりがなく、そのまま2週間がすぎている。

事故にあったのか、野生動物に襲われたか、あるいは誰かにさらわれたのか。

事件が起こった村の住民は120名ほど。全ての家、自動車も調べられ、付近の土地にも大規模な捜査が行われたが、何の手がかりも見つかっていないという。

当然、様々な噂もながれたり、この人が怪しいなどと言う懸念も小さい村であったり、メディアも、一般メディアではなく、写真週刊誌なども大きく取り上げ始めている。現在は、当時、付近にあったという1600近くの携帯電話の位置情報を調べている。

それでも、現在も全ての可能性があるといい、写真週刊誌やSNSでは、あらゆる可能性を想像している。