対タバコ政策

投稿日時 : 2019/03/01 18:30

CNEWSの朝のニュースから:「本日からタバコの再値上げ」

2020年、東京オリンピックに向けて日本では分煙・禁煙の話題があるが、フランスは、2020年までにタバコ1箱の値段を10ユーロにするという目標を掲げている。

本日、3月1日からはそれに向かっての値上げが行われ、マルボロは一箱8.8ユーロになった。

数年続いているこの政策で、喫煙者はもちろん減っているし、タバコの販売も減っている。フランスでは自動販売機はなく、カフェの一角での対面販売が基本なので、実質的には、カフェの収入源が減っているということになる。

また度重なる価格上昇によって、他の国や「裏の」ルートで買うという問題もあるが、まだそれほど大きな問題ではなく、それまでには喫煙人口の減少の方が早いかもしれない。

電子タバコは? というと、フランスでは流行っていないのが現状。備品一式をそろえるなどは、フランス人にはあわないようだ。ちなみに、タバコを吸うことは、fumerだが、電子タバコを吸う行為は、vapoterあるいは、vaper。電子タバコも「la vape」(タバコは、「la cigarette」)と、そもそも、電子タバコとは言わず(もちろん、cigarette électronique, e-cigaretteでも通じるが)、タバコとは違うものという感覚だろうか。

次の値上げは11月、そして2020年には2回の値上げが予定されている。