日本の紅麹、フランスのミネラルウォーター

投稿日時 : 2024/04/08 17:30

「フランス食品環境労働衛生安全庁の報告によると、ネスレグループのミネラルウォーターには健康リスクがある」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

日本で紅麹が話題になっているタイミングで、フランスでここ数日話題になっているのがミネラルウォーター。

Le Monde紙などが4月4日に発表したのが、フランスの食品安全庁が行っていた調査内容。それによると、フランス、そして世界でも有数のミネラルウォーターメーカー、ネスレのミネラルウォーターには、安全性の問題があるという。

ネスレのミネラルウォーターについては、1月末にもすでに、普通の水道水、つまり無料の水道水と同じような殺菌処理などをしていることが発覚し、「無料の水を有料で販売している」という問題が起こっていたが、今回は、さらにそれを上書きしており、有害物質も基準値を超えて含まれているという。

このタイミングで話題になっているのがPFAS。日本ではまだ大きく話題にされておらず、話題にされていたととしても、米軍基地の周りなどに限られている。が、フランスではテフロン加工のフライパンが大きく話題になり、テフロン加工のフライパンの規制の動きもあったものの、国会での法案成立には含まれなかったり、様々な生活用品でのPFASの問題が取り上げられている。

ミネラルウォーターについては、日本には存在しないエコロジー系政党の議員などは、ヨーロッパレベルでネスレのミネラルウォーターの販売を禁止にするように働きかけている。