フランスの若者とネット暴力

投稿日時 : 2019/01/21 18:00

2019-01-21 20minutes紙。

本日の20 minutes紙は、同紙が行ったインターネット上の暴力にかんする調査結果を発表した。18-30歳の50%、さらには、20-24歳では63%が、インターネット上でなんらかの暴力を被ったことがあると答えた。ツイッターでの暴言、誹謗中傷、Facebookでのプライベートな写真の公開、ダイレクトメッセージでの脅し、リベンジポルノ、なりすまし、などなど。

専門家によると、傾向としては、こうした暴力(cyberharcèlement, cyber violence:直訳だと、サイバーハラスメント、サイバーバイオレンスだが、日本語だと、「ネトハラ」だろうか。)は画像を使うことが多く、女性も男性も同じように被害者で、被害の81%はFacebookが絡んでいるという。また被害者の35%が自分自身も加害者であったと認めている。しかし、それでもSNSの使い方を変えたのは14%。

25%の若者はこの「サイバーハラスメント」が法律で罰されることを知らず、4%しか訴えていないという。

フランスの教育省の認可のもと、2005年から子どもをインターネットや携帯電話の害から守るために作られた協会、e-enfanceが運営するサイト。net ecoute。
フリーダイヤル、オンラインチャットなどで若者の支援をする。
「バーチャルの中だけに生きる = 現実世界では“No life”」