Covid-19:自粛か義務か。

投稿日時 : 2020/08/17 18:00

「コロナウイルス:フランスでは過去24時間の感染者が、また、3000人を超える」
20 Minutes紙のサイトより。

8月も半分を過ぎて、日本でもフランスでも、「第二波」という言葉はまだ使われないが、Covid-19の感染者数は減らない。

日本政府が特に何の対策もしていない(ように見える)のに対し、フランスではバカンス期間中ではあるが、マスクの着用義務をまさに毎日拡大している。感染率が高いパリでも人が多くなる地区を中心に着用義務が始まっている。

本日月曜日の話題は、フランス国内の感染者数が過去24時間で3000人を超えているというニュースだ。重症患者数は増加していない(減ってもいない)が、この感染者数の上昇はフランス政府にとって危険とされ、今後、重症患者の増加、そして医療体制の飽和をおそれている。それを受けての矢継ぎ早の対策だ。

さらに、日曜日に発表された世論調査によると、感染症による経済的な影響を心配するフランス人が29%だったのにたいし、感染症そのものを心配するフランス人は53%だという。

国民の自粛と「お願い」ベースの日本と、日本で言うところの「政治主導」と「規制」ベースのフランス。Covid-19への対策はどちらが正解というわけではないだろうが、フランス国民には、「自粛」と「お願い」では通じないだろう。