からっからっ

投稿日時 : 2022/08/05 17:30

「乾燥:エリザベット・ボルヌ首相は、“歴史的な状況”に省庁間危機対策室を設置」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

この先二週間の予報でも改善する気配がないフランス本土全土を襲う乾燥にたいして、本日、エリザベット・ボルヌ首相は、危機対策室を設置すると発表、省庁を超えて乾燥問題に対応するとした。

もちろん、一部のメディアなどからは、対応が遅すぎるという声も上がっている。乾燥に対する対策は、地方ごと、自治体ごとに様々で、テレビなどでは、特に規制が厳しい自治体や村の状況が伝えられている。

雨乞いめいた祈りを捧げる教会もあれば、住民一人あたりの水の量を制限して、配給制にする村もあったり、農作物の水やりを工夫して土に埋めた陶器の壺に水をいれることで、より効率的に農作物に水をやっている農家、畜産業では自生している草が枯れてしまっているために、冬などのために備えていた牧草を使い始めたという話題など。

歴史的な暖冬で、冬山には積雪がなく、春から夏にかけても歴史的な雨不足という、日本で言うところの「想定外」、「数十年に一度」の事象が重なったことで、今回の歴史的な乾燥になっている。