農業従事者の怒り。2024年冬。

投稿日時 : 2024/01/24 17:40

「アクションを続ける農業従事者たち。本日水曜日に起こりうること」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

オクシタニー地方で先週から始まり、フランス全土に拡がっている農業従事者のデモや道路封鎖。次第に規模が拡がり、封鎖される道路も増えてきている。

この運動とは直接には関係がないところで、封鎖していた場所で死亡事故も起こったり、もちろん、様々な政治家などが様々なコメントをしていたり、メディアでもフランスの農業従事者の問題が、様々な側面から語られている。

ヨーロッパによる規制や条件の厳しさ、フランス政府からの支援の不足、光熱費や飼料、流通コストの高騰、作物の低価格、低賃金、働き手不足など、問題は山積している。マクロン大統領の記者会見があり、新しい内閣も動き始めたタイミング、そして来月末からは年に一回ある農業見本市を控えているタイミングで、コロナ禍以降、大きな社会運動がなかったフランスでは、今後、より大きな運動になる可能性があるとされている。

現在、政府からは特にはっきりとした対応が示されていないが、来月末の農業見本市までに動きがあるだろうし、農業問題だけではなく、電気料金の問題や、様々な社会・経済問題が大きくなりつつあるフランスだ。