パリでは50万人がデモ(組合発表)

投稿日時 : 2023/02/01 17:30

「年金制度改革反対運動:組合、政府。動員数の数え方。」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

昨日、1月31日の全国デモ。警察発表では、127万人、組合発表では280万人が動員されたという。いずれにせよ、記録的な動員数で、勢いづいた組合側は早速、今後のデモの日程も発表した。

次は2月7日(火)、そして2月11日(土)も発表された。パリなどの大都市だけではなく、地方の小さな自治体でも抗議デモがあり、人口の半数が参加したという自治体もあったという。

ほぼ毎日のように発表される世論調査でも、反対運動を支持する割合は多くなる一方。反対運動のために、生活が麻痺しても釜縄医というフランス国民が半数を超えたという調査もある。

政府側は、「反対を真摯に受け止める」とか、「耳を傾ける」という発言などはしていたりするが、受給年齢を64歳に引き上げるという方針は変えるつもりはないようで、反対側も、この点が受け入れられないと、対立姿勢は崩れる気配はない。来週以降、国会の審議で、政府側が強行採決に行こうとするのか、それに対して反対運動が激しくなるのかがポイントになってきた。