世界企業には世界でスト

投稿日時 : 2019/07/16 18:30

20 Minutes紙のサイトより。「アマゾン:“社員をかえりみないプロモーション”に対して世界的な抗議活動」

この週末のフランスは、14 juilletのパレードのあとのジレ・ジョーヌと機動隊との小競り合いや、パンテオンを占拠したSans Papier(サン・パピエ:違法移民)の「ジレ・ノワール(黒いベスト:実際は黒いベストは着ていなく、肌の色がしばし黒い人が多いことからこの名称を使った)」が話題だったが、夏休みに入ったフランスでもう一つの話題がこれ。

世界中でアマゾンのプライムデーが開催されているが、アメリカやヨーロッパでは、7月15日に世界規模で、抗議運動があったというニュースだ。

ドイツでは七つの配送センターで計2000人以上がストライキをしたといい、アメリカのミネソタのセンターでもトラックを妨害するなどしたという。フランスでは北部、Lauwin-Planqueのセンターでは、2500人がストをしたという。

その他、ロンドンやマドリッド、オランダでも同様の動きがあった。

2013年からヨーロッパ諸国ではアマゾンの労働者が組合を作って、特にプライムデーやブラックフライデーに併せて活動している。2018年にはヨーロッパで50回ほどストなどがあり、4月には15カ国の組合がベルリンで集まって、世界企業に対する共同戦線をはろうとしている。厳しい労働条件や、社員すらトラッキングしていること、賃金の安さなど、世界企業には国を超えた連帯で交渉するということのようだ。