騒音問題と環境問題を考え、実行に移すパリ

投稿日時 : 2021/08/30 18:00

「穏やかに。時速30kmに速度制限:パリではこの月曜からアクセルを緩める」
Libération紙のウェブサイトより。

パリでは本日の月曜日から、道路の速度制限が時速30kmとなる。例外として広い幹線道路は除外される(セーヌ川沿いやシャンゼリゼなど)が、これまでは時速50kmだった制限が、かなり厳しくなった。すでにグルノーブルやリール、モンペリエで始まっていた規制で、これは都市部での騒音問題、自動車事故、そして気候変動に対しての規制だ。

リヨンでも2022年度から同様の速度制限が始まるとされている。

もう世界の流れは、かつてのたばこと同じように、自動車もまた、地球で生きる人間にとっては害を与えるものでしかないという認識だ。静かな電動自動車だったらよいということではない。電動自動車でもタイヤと道路の摩擦からでる微粒子、車という物質の製造に使われるエネルギー量、そして生活スタイルにも関わる。