ヴェガニュアリーとは?

投稿日時 : 2025/01/10 17:30

「フランスに進出しようとしているこの1月の新たなチャレンジ、“ヴィガニュアリー”とは何か?」
地方紙Sud Ouestのウェブサイトより。

数年前から、フランスでも、英語圏の国に続いて、クリスマスから年越しのアルコール摂取が多くなるパーティーシーズンの後、「Dry January」という禁酒の一月というブームが話題になっていたが、今年になって話題になっているのが、「Veganuary:ヴェガニュアリー」というJanuary(1月)とVegan(ヴィーガン)を組み合わせたイベント。

これは2015年にイギリスのヴィーガン夫婦が提唱したもので、数年前からフランスでもヴィーガンブームに続いて浸透し始めている。それが今年はかなり大きな流行になり、ヴィーガン食品店がセールをしたり、ヴィーガンレストランがイベントを設けたりと、フランスのヴィーガンの拡がりを反映している。

Dry Januaryは、アルコールを1ヶ月断つというチャレンジだが、Veganuaryは、1ヶ月ヴィーガンでいるというもの。数年前には参加企業は数十だったのが、今年は200を超えるという情報もある。

「ヴィーガン」だが、日本でも一部では知られているが、フランスでのヴィーガン、Véganとは、単に動物由来の食料をとらないということにとどまらない。衣服にしても、革製品も拒否するし、乗馬や動物園、さらにはペットも、動物を虐待しているもの、動物を尊重していないようなものとして認めないという立場でもある。

もちろん、消費が低迷する一月のマーケティング戦略という面もあるだろうが、「ヴィーガン」はフランスだけではなく、世界では、現代ので生きる1つの考え方になってきている。