フランス人女性もおひとりさま

投稿日時 : 2020/07/01 17:30

「単独でバカンスにかける六つの理由」
Elle誌のサイトより。

7月に入り、いよいよフランスはバカンスへまっしぐらだ。今週発表のバカロレアの発表が終わると一気にバカンスモードになる。テレビなどは、すでに6月一杯で今年度の最終回などがあり、バカンスモード。ニュースも飛行機や電車の話題、そしてもちろんバカンスはどこにどうやって行くか、そして毎年恒例のバカンスで読む(長いバカンスでは何もせずに長い小説などの本を読むのもバカンスの過ごし方の一つ)本の紹介など。

女性誌Elleでは、女性一人でバカンスに出るのも悪くないと、六つの理由をあげて紹介した。

1)好きなときに出かけることができる。
2)自分の好きなように計画が立てられる。
3)費用があまりかからない。
4)見知らぬ人と交流できる。
5)自分を再発見できる。
6)繋がりを絶つことができる。

これは、裏返して言えば、通常のバカンスは、家族や友だちなどのグループでいくもので、この場合は、全員のスケジュールの調整や、各自の希望をきいたり、グループでののりで時には費用がかかるイベントなどをすることになって、そのグループだけ、いつもと同じメンバーで行動するだけということだ。
さらにいえば、日常生活では、フランス人(女性誌なので、主にフランス人女性だろうか)は、思い通りに行動も計画もできておらず、決まった繋がりのなかで、その繋がりに縛られながらも、自分を見つめることもなく暮らしている、ということだろうか。

これは全ての現代の、特に都市部に住む人にあてはまるだろう。それでもフランス人はこうしてポスト・コロナの時代でもバカンスをしっかりとり、そこで再活性化・リセットする機会をつくっているように見える。