地方の学生もストを続けて数週間

投稿日時 : 2023/04/20 17:30

「大講堂の落書き、壁には穴:100万ユーロ近くの被害で、カーン大学は被害届を出す」
ニュースサイト actu.frのウェブサイトより。

年金制度改革の反対運動は、パリなどでの出来事ばかり報じられているが、実は、フランスの大西洋岸の地方のカーン大学では3月初めから学生たちが、年金制度改革法案に反対し、大講堂などの校舎の一部の占拠を始め、1ヶ月以上続いていた。

今週初め、4月17日の月曜日の早朝、大学の養成で、機動隊が突入し、占拠を解除させた。そしてその翌日、大学側は、被害届を出し、被害額は100万ユーロ近くになるという。

占拠していたのは大学生だけではなく、高校生や教員も含まれており、占拠している間に、大講堂の壁などには、大学側からみれば「落書き」、学生の言い分では「アート、装飾」の主張が書かれていたり、壁が破壊されたり、備品が壊されたりしているという。

このように反対運動はメディアで大きく取り上げられている以外にもフランス各地の様々なところで続いている。

マクロン大統領のテレビ演説のあと、流行っているようなのは、鍋(casserole)をたたいて不満を訴えるもので、マクロン大統領のテレビ演説中、そして昨日のマクロン大統領の地方訪問でも鍋をたたく市民が集まった。