パリの新風景

投稿日時 : 2019/07/31 18:45

Le Parisien紙のサイトより。「電動キックボード:パリの歩道での駐輪が正式に禁止」

東京都の女性知事は任期一年前での進退の話題だが、来年3月までの任期のパリの女性市長は、先月発表していた、パリ市内の歩道での電動キックボードの駐輪の禁止を昨日、7月30日から正式に始めた。

パリ市の発表によると、電動キックボードは、レンタルサービスを提供している駐輪場、もしくはバイクや自転車の駐輪場に止めなければならなくなる。

パリ市がここまでの規制に乗り出したのも、一時は12もの会社が、電動キックボードのレンタルサービスをパリで始め、パリ市に電動キックボードが溢れたことにある。

今回の規制では、このような会社(電動キックボードだけではなく、自転車やスクータなどの同様のサービス)に、パリの公道使用量のようなロイヤルティーを科し(1台あたりの年間料金が、自転車は20ユーロ、スクータは60-120ユーロ、電動キックボードは50ユーロなど【3月の時点の法案】)、また、最低でも3時間ごとにはパリ市内の電動キックボードなどの使用状況をリアルタイムでパリ市に報告する義務を課すという。こうした規制をうけ、サービスを提供する会社も6社にまで減っており、最終的には2-3社になるのではという予想もある。

そして他の都市やフランス全土にもこの規制の動きは広まりつつあるが、また別の移動手段がでてくることも懸念されている。