やはり休戦状態か。

投稿日時 : 2024/07/25 17:30

「BFMTV世論調査:58%のフランス国民は、マクロン大統領は、リュシー・カステを首相に任命するべきでないと考える」
民間ニュース専門メディアBFMTVのウェブサイトより。

左派連合がようやく一致して決めた首相候補は、政治家ではなく、現在はパリ市の経済コンサルタントをつとめる30代の女性、リュリー・カステだ。マクロン大統領が、彼女を指名した左派連合の提案を「それは問題ではない」としたが、カステ氏も、首相候補として、SNSでマクロン大統領に任命するように要求。

左派連合も、ようやく一致した候補なので、次はマクロン大統領が任命する番だという立場をとっている。

そんななか、昨日実施された世論調査。

それによると、フランス国民の58%は、カステ氏を任命する必要はないとフランス国民は考えているという。

ただし、フランス国民は、現在の状況については、かなり悲観的で、72%が、左派連合や与党勢力など、極右政党RNに対抗した全ての勢力で、大統領が求めるような「妥協」がえられるわけはないと考えているという。

そして、59%が「政治の休戦」期間を認めているという。

一部の競技が始まったが、開会式の後には、パリ市内にある数万のバリケードも解除され、お祭りムードで、平和なオリンピック・パラリンピックができればよいが、政治的に不安定な状況では、ちょっとした事件や出来事が今後の政治に影響することもありえる。

ちなみに、開会式のダンサーのストライキは、賃金交渉が成功して回避されたという。ただし、今度は、空港で、一部の少数の組合がストライキの予告をしているという。

フランスのメディアも、もちろん、バカンスモードでメインキャスターなども夏休みだったり。そしてオリンピックモードがはじまり、パリの様子、そして開会式では誰が歌うのか(セリーヌ・ディオン、レディー・ガガ、フィリップ・カトリーヌ、アヤ・ナカムラなどの名前がでている)、そして聖火に点火するのは誰か(おそらくマリ・ジョゼ・ペレクだといわれている)など、オリンピックらしい話題が多くなってきている。